「イングマール・ベルイマン」の名言

イングマール・ベルイマンの名言


イングマール・ベルイマン

[1918.7.14 - 2007.7.30]

スウェーデンの映画監督、脚本家、舞台演出家。牧師の家に生まれ、ストックホルム高等学校(現ストックホルム大学)を卒業後、映画会社に入り、脚本・演出を経て監督としてデビュー。「生と死」「愛と憎悪」等のテーマを扱い、鋭い映像感覚と文学的な象徴性を特徴とする。後の映画に多大な影響を与えた五十本以上の作品を遺し、黒澤明、フェデリコ・フェリーニとともに「二十世紀最大の巨匠」とも言われる。作品は、『不良少女モニカ』『野いちご』『夏の夜は三たび微笑む』『第七の封印』『野いちご』 『処女の泉』『鏡の中にある如く』『仮面/ペルソナ』『叫びとささやき』『ファニーとアレクサンデル』等。

 



 

People ask what are my intentions with my films — my aims. It is a difficult and dangerous question, and I usually give an evasive answer: I try to tell the truth about the human condition, the truth as I see it.

 

人々は、映画における私の意図、つまり狙いは何かを問うてくる。それは困難で危険な問いだ。だから私は大抵、曖昧な答えをする。つまり、私は、人間の条件、私が見たとおりの真実について語らんとするのだ、というように。


(タグ:困難 危険 問い



    




The individualists stare into each other's eyes and yet deny the existence of each other.

 

個人主義者たちは、互いに見つめあいながらもなお、お互いの存在を否定するのだ。


(タグ:個人 他人 存在  否定



    




We walk in circles, so limited by our own anxieties that we can no longer distinguish between true and false, between the gangster's whim and the purest ideal.

 

我々は自らの不安によって制せられた輪の中を歩んでいて、ギャングの気まぐれと純粋な理想とにおいてさえ、真偽の区別も付かぬのだ。


(タグ:真実 理想



    




In this profession, I always admire people who are going on, who have a sort of idea and, however crazy it is, are putting it through.

 

この仕事をしていて、いつも私が感心するのは、何某かのアイデアを持ち、それがどんなにクレイジーであってもやり遂げる人たちだ。


(タグ:行動



    




I want very much to tell, to talk about, the wholeness inside every human being.

 

私は、どの人間の中にもある全体性について、伝え、語りたいと強く望んでいる。


(タグ:人間 欲望



    




I make all my decisions on intuition. I throw a spear into the darkness. That is intuition. Then I must send an army into the darkness to find the spear. That is intellect.

 

私はあらゆる決定を直感で下す。闇の中に槍を投げる。それが直感だ。次に、槍を探すために暗闇に軍を送らねばならない。それが知性だ。


(タグ:知性 決断



    




No form of art goes beyond ordinary consciousness as film does, straight to our emotions, deep into the twilight room of the soul.

 

どんな形式の芸術も、映画ほど通常の意識を超え、我々の感情に刺さり、魂の薄明かりの部屋へ深く差し込むものはないのだ。


(タグ:芸術 感情  意識 普通



    




I hope I never get so old I get religious.

 

信心深くなってしまうほど年を取らぬよう、願いたいものだ。


(タグ:宗教 老い



    




I don't want to produce a work of art that the public can sit and suck aesthetically…. I want to give them a blow in the small of the back, to scorch their indifference, to startle them out of their complacency.

 

大衆が座って、美しさをしゃぶるような芸術作品が作りたい訳ではない。無関心を焦がし、自己満足から目を覚まさせるため、その腰に一撃を食らわせたいのだ。


(タグ:芸術  興味 満足



    




When I was young, I was extremely scared of dying, but now I think it a very, very wise arrangement. It's like a light that is extinguished. Not very much to make a fuss about.

 

若い頃は、死ぬのが怖くて仕方がなかった。でも、いまでは、とてもよくできたお膳立てだと思っている。それは消えゆく明かりのようなものだ。騒ぎ立てるほどのことではない。


(タグ:若さ 



    




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